
エロティック日本史 古代から昭和まで、ふしだらな35話 (幻冬舎新書)
下川耿史
幻冬舎 / 2016-03-29
累計読者数7
平均ハイライト数 6.3件/人
推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 59/100
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この本について
仕事でも生活でも、どうして人の欲や振る舞いってこんなに理屈どおりに動かないんだろう…と、ふと立ち止まることがあります。頭では分かっているのに、人間そのものの「ややこしさ」に向き合うと、歴史のほうがむしろ正直なんじゃないか、と感じる瞬間があるんですよね。 この本を読んで刺さったのは、昔の人の性や欲望が、いまより乱れていたとか未熟だったという話ではなく、むしろ生活や政治、身分制度のなかに自然に入り込んでいたという事実でした。遊女に衣服を贈るのが当たり前だったことや、夜回りの文化、さらには体位の呼び方が時代ごとに変わっていく様子など、細部がとにかく生活の延長にある。その空気感を知ると、欲望は「個人の問題」ではなく、社会の仕組みや価値観に強く左右されるのだと腑に落ちます。 もう一つ良かったのは、記述が妙に神話化されていないところです。水牛の角を加工して使った話のように、時代ごとのリアルな工夫が語られていて、歴史が急に生活の匂いを帯びてくる。こういう細部に触れると、自分の価値観もどこかの時代の“産物”なんだと冷静になれます。欲や関係性に振り回されがちな人こそ、一度読んでおくと視点がやわらかくなります。 「人間の欲望を、昔の空気ごと眺め直したい人」にとくに刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
日本の歴史にはエロが溢れている。国が生まれたのは神様の性交の結果で(そしてそれは後背位だった)、 奈良時代の女帝は秘具を詰まらせて亡くなった。 豊臣秀吉が遊郭を作り、日露戦争では官製エロ写真が配られた。 ――本書ではこの国の歴史を彩るHな話を丹念に蒐集し、性の通史としていたって真面目に論じてゆく。 「鳥居は女の大股開き」「秘具の通販は江戸時代からあった」など驚きの説が明かされ、 性を謳歌し続けてきたニッポン民族の本質が丸裸になる! ●混浴とフリーセックスで生まれた神々 ●あの大黒さまが夜這いの元祖 ●日本初の尼は全裸でむち打たれた ●平安のエロ本は陰茎を擬人化した物語 ●初の春画は法隆寺の天井裏に描かれた ●戦乱の世でセックス宗教が大人気 ●「全国243大名の性生活調べ」(『土芥寇讎記』)には水戸黄門の名前も ●吉原太夫の客にありがちな下半身の悩み ●日本人の並外れた淫乱ぶりに憤るペリー ……など
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