
心の冷えとり
小室 朋子
この本について
最近、人に合わせすぎて疲れたり、気分の上下が激しくて「何が正解なんだろう…」とぼんやり迷うことが増えていませんか。私も同じで、無理して元気に振る舞った日の夜ほどどっと落ち込むことがありました。そんなときに読んだのが『心の冷えとり』でした。大げさに人生が変わる本、というより、見落としていた自分の感覚に戻してくれる一冊でした。 特に刺さったのは、感情にフタをしていると、それだけで自分を傷つけ続けてしまうという指摘です。確かに「これくらい我慢しないと」と言い聞かせる癖が積み重なると、体までどこか重くなる。この本では、その無理が続いた結果として現れる“サイン”の見つけ方が、とても具体的に書かれています。また、考えること・話すこと・行動がずれているとき、人は自然体ではいられないという話も、妙に自分の生活と重なりました。無理に強くなるより、飾りを一つずつ外していくほうが、結果的に元気でいられるという感覚が腑に落ちます。 そして印象的だったのは、「自分がしたいようにするからこそ、他人のためにも動ける」という視点でした。甘えられなかった過去があっても、今から整えていけばいい。自分の領域でやりたいことをやれば、現実はちゃんと動く。こうした言葉は、押しつけではなく、「一緒に戻っていこう」という温度で書かれているので、無理なく読めました。 自分を大事にする感覚が少しわからなくなっている人、あるいは「自然体で生きるって何だっけ」と感じている人には、とても静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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