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社会学的方法の規準 (講談社学術文庫)

社会学的方法の規準 (講談社学術文庫)

エミール・デュルケーム and 菊谷和宏

講談社 / 2018-06-11

累計読者数3
平均ハイライト数 7.3件/人
推定読了時間 約3時間6分
star総合評価 46/100
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この本について

日々ニュースを見たり、社会の空気に振り回されたりすると、「自分の感じている違和感って正しいのか?」とか「常識ってそんなに固いものなんだっけ?」みたいなモヤモヤが出てきます。頭の中では理解したつもりでも、実際の社会はもっと重たくて複雑で、どう扱えばいいのか分からなくなることがあります。 デュルケームの『社会学的方法の規準』は、そんな混乱をいきなり晴らしてくれるタイプの本ではないのですが、「なぜ社会を見るときにこんなに迷うのか」の根っこを丁寧に示してくれます。常識が本質的に保守的で、目の前の社会的事実を“変えられない物”として扱いがちだという指摘は、自分がいつの間にか固定観念に頼っていたことに気づかせてくれます。また、社会的事実を単なる観念の産物として片づけてしまう危うさを示す部分は、安易な“論破”や軽い一般化に流れそうになるときの歯止めになる感覚がありました。 さらに、個々の社会ではなく「社会種」という媒介項を置く発想は、歴史家と哲学者の視点のズレを埋める試みでもあって、「社会を見るときにどこまで一般化できるのか?」という自分の迷いに、ひとつ整理の軸をくれます。科学的合理主義を人間の行為にまで拡張しようとする姿勢も、行きすぎた楽観ではなく、観察と検証に戻るための地に足のついた態度として読めました。 常識に振り回されつつも、社会をもう少し落ち着いて見たい人に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

マックス・ウェーバーと並ぶ社会学の祖エミール・デュルケーム(1858-1917年)が1895年に世に問うたマニフェストの書、待望の新訳。『社会分業論』(1893年)で名を馳せたデュルケームは、その2年後、社会学に固有の対象である「社会的事実」の存在を宣言し、それを扱う方法を提示する。本書が与えた影響は計り知れない。この古典中の古典を第一級の専門家が明快な日本語にした決定版が完成!
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