
これ1冊! 世界文化史
村山秀太郎
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2023-06-29
累計読者数5
平均ハイライト数 4.2件/人
推定読了時間 約2時間46分
star総合評価 35/100
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この本について
世界史を勉強しても、年号や事件だけが頭に残って「だから何なんだっけ」とモヤモヤが残ることってありませんか。特に宗教や思想が入り始めると、一気に霧が濃くなる感じがあって、僕もずっとそこでつまずいていました。 この本がよかったのは、政治や戦争の裏にある“目に見えない前提”を、具体的な場面でつかませてくれるところです。例えば、聖書がなぜここまで強い影響力を持ち得たのか、数字を並べて淡々と示されると、宗教というより「インフラとしての思想」として理解しやすくなる。あるいは、紀元前6世紀に世界の主要宗教の核が集中していることがわかった瞬間、「あ、流れで覚えられる」と頭の整理が一段進む。世界史の点が線になるというより、空気の層ごとつながる感じです。 そして、この本は暗記を強制するタイプではなく、「こういうふうに考えると迷わなくなるよ」という現実的な距離感を保ってくれます。ペテロとパウロの役割分担や、ルターがどのテキストを元に翻訳したのかなど、細部の話も“背景の地図”として効いてくる。自分がどこで理解を落としていたのか、ようやく気づけた部分が多かったです。 歴史を覚えるためではなく、「世界観の土台を作りたい」と思っている人に刺さる一冊だと思います。自分の中の世界史の輪郭が、じわっと整っていきました。
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出版社による紹介
(※本書は『これ1冊! 世界文化史』の分冊版です。) 受験本番で必ず出題される世界文化史。その重要性は誰もが知っているが、ここを抑えるのは容易ではない。 ある意味、歴史が始まって以来つきまとう分野だし、文学・宗教・絵画・建築などジャンルも違えば、 地域によって特徴も異なる。学校の授業で教わるような時代区分、地域区分では、何が重要なのかが よくわからない。 この本は、今や受験生の2人に1人が視聴するという「スタディサプリ」で、圧倒的な人気を誇る 「村山の世界史(文化史編)」を誌上再録したもの。文化史を西洋ではキリスト教との関わりの中で 建築、絵画などを8講にわたり解説。中東のイスラーム1講、中国文化史3講を合わせ計12講でまとめる。 16歳の時にヨーロッパへ単身旅行に出た筆者は、19歳のときサハラ砂漠を縦断、「ベルリンの壁崩壊」や 反ゴルバチョフ「8月クーデター」に遭遇するなど世界史の舞台を100ヵ国以上わたり歩き、絵画や建築物を その目で見、その肌で感じて来た。その豊富な現地報告を交えての講義は、時にシニカルで、時にユーモア溢れ、 文化史こそが世界史だと教えてくれる。 単なる事実の羅列ではなく、それが生み出された時代背景、あるいは制作者の生い立ちまで触れての解説は 親近感もわき、重要事項も難なく頭に入る。本書の赤字部分をマスターすれば、東大の短答問題ならほぼ100%、 早慶の問題でも85%以上は回答できるはず。歴史の面白さを堪能しつつ文化史がマスターできる本です。
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