
ルネサンス 情報革命の時代 (ちくま新書)
桑木野幸司
累計読者数6
平均ハイライト数 29.5件/人
推定読了時間 約7時間2分
star総合評価 70/100
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この本について
日々流れてくる情報に振り回されて、つい視野が同じところで固まってしまう感じ、けっこうありませんか。自分も歴史やルネサンスと聞くと「もう語り尽くされた世界なんだろう」と思い込みが先に立っていました。でもこの本を読むと、当時の人たちもまた、膨大な情報の渦の中で戸惑いながら、新しい世界の輪郭をつかもうとしていたことがわかってきます。 面白かったのは、彼らが単に古典を崇めていたわけではなく、古代人に手紙を書いて対話を試みたり、地図を作り替えたり、現物の植物や人体を前に「本当にそうなのか」と確かめ直していた点でした。情報を一方的に受け取るのではなく、自分の手でつなぎ替えていく姿勢に、いまの私たちの悩みにそのまま響くものがあります。また、日常の出来事すら象徴として読み解こうとする感性に触れると、世界の見え方が少し柔らかくなる感じがありました。 歴史の話に興味がある人だけでなく、「情報の波にのまれて、自分の立ち位置を見失いそうになることがある人」にはしっくりくる一冊だと思います。自分の頭で世界を読み直す、そのヒントが静かに積み重なっている本でした。
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出版社による紹介
新大陸やアジア諸国から流入する珍奇な動植物、工芸品、異聞奇譚。発見につぐ発見、揺らぐ伝統的な知。この情報大洪水に挑んだ人々。
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