
世界の歴史〈12〉ルネサンス (河出文庫)
会田雄次、中村賢二郎
累計読者数3
平均ハイライト数 20.3件/人
star総合評価 67/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事でも日常でも、目の前の出来事をどう位置づければいいのか分からなくなることがあります。前に進んでいるのか、ただ技法をひねくり回しているだけなのか。そんな停滞感にぶつかったとき、ルネサンスの人たちが感じていた「自分たちは新しい時代にいる」という自覚に触れると、少し呼吸がしやすくなります。 この本は、偉人伝ではなく、混乱や俗っぽさも含めた時代の空気をそのまま描きます。メディチ家の栄華と急落、ユリウス二世がミケランジェロを無理やり動かす構図、写実主義が単なる退歩と紙一重だった事実。歴史の裏側にある迷いを読むことで、「変革は特別な天才のひらめきではなく、実用化や改良の積み重ねなんだ」と腹に落ちます。さらに、妖怪の世界観から合理的な世界への移行のように、人の考え方が百年でがらりと変わるという視点は、いま抱えている閉塞感を相対化してくれます。 時代がどう変わり、人がどう割り切り、どこでつまずいたのか。そのリアルさに触れると、自分の迷いも歴史の連続の中のひとつに見えてくるはずです。変化の中で立ち止まってしまったと感じる人に刺さる一冊だと思います。
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