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自分の顔が好きですか?-「顔」の心理学 (岩波ジュニア新書)

自分の顔が好きですか?-「顔」の心理学 (岩波ジュニア新書)

山口 真美

累計読者数3
平均ハイライト数 9.7件/人
star総合評価 45/100
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この本について

自分の顔って、鏡を見るたびに「何か違うな」と感じたり、誰かと話していても相手の反応が読み取れずにモヤつくこと、けっこうありますよね。しかも、自分の顔なのに一番よく分かっていないのは自分自身、という感覚もあったりします。僕もずっとその違和感を放置したまま生きてきたタイプです。 この本は「顔そのものを変える」話ではなく、顔がどう認識され、どう他者との関係の中で形づくられていくのかを丁寧にほどいてくれます。例えば、左側の表情が相手の印象を決めてしまうことや、鏡の中の自分と他人が見ている自分はそもそも違うという指摘は、日常の些細なコミュニケーションのズレまで説明してくれる感じがありました。また、赤ちゃんと母親の関係が「最初から合うわけじゃなくて、見つめ合う時間の積み重ねで息が合っていく」という話は、人づきあいに悩む大人にもそのまま当てはまる気がします。顔を覚えられないのは記憶力の問題ではなく、その人への関心や感情が鍵になるという点も、妙に腑に落ちました。 自分の顔に納得できないとか、他人との距離感がつかみにくいとか、そういう“説明しづらい違和感”を抱えている人にとって、この本は少し空気の流れを変えてくれると思います。「顔は自分のためというより、他者との間にあるもの」という視点が入るだけで、鏡を見るときの気分がほんの少しやわらぎました。こんな人に刺さるのは、見た目の悩みを誰にも言えず、でも放っておけないまま抱えてきた人だと思います。

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