
授業づくりの教科書 国語科授業の教科書
野口 芳宏
さくら社 / 20121005
累計読者数4
平均ハイライト数 130件/人
star総合評価 65/100
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この本について
授業をつくるとき、「何を教えればいいんだっけ…?」と曖昧なまま流れだけ整えてしまうこと、ありませんか。子どもの反応が読めなかったり、発問がただの“確認作業”で終わったりして、授業後に自分でもモヤモヤが残る。僕もずっと同じ悩みを抱えていました。 この本が効くのは、その曖昧さを放置しない姿勢を徹底的に求めてくるところです。たとえば「理想状態をどれだけ具体的に描けているか」で、授業の質はほぼ決まるという話。ここが見えていないと、子どもの誤りにも気づけないし、何を指導すべきかも定まらない。言われてみれば当たり前なのに、実際の授業では意外なくらい抜け落ちやすい部分です。さらに「一文を短くする」「発問は診察である」など、日常の授業にそのまま持ち込める視点が多く、読みながら自分の授業の癖が次々と照らし出される感覚がありました。 なかでも僕に刺さったのは、“教師は持ち前の力だけでその日を乗り切れてしまう危険な職業”という一節です。子どもの三つの不備や不足を「当然の現実」として受け止めつつ、何を直し、どこでつまずくかを具体的に掴んでいく。その地道な作業こそが授業の土台になるのだと実感します。 国語の授業づくりに「どこから直せばいいのか分からない」と感じている人ほど、現場の視界が一段クリアになる本です。
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出版社による紹介
なぜ国語の授業では効力感が得られないのか。
言語活動を充実させる秘訣は。
国語教育の本質から流行に流されない授業のあり方、指導技術、教材研究の具体的な手法まで、
本物の学力をつける指導がここにあります。
目次
国語学力形成の実践原理をこそ――はじめにに代えて
序 授業の存在意義
第一章 国語学力を形成する
一)学力形成が曖昧な国語科授業
① 学力形成の六相
② 国語科授業で形成される学力とは
③ 授業の第一義は「国語学力」の形成
二)国語学力とは
① 国語学力には三つある
② 言語技術という学力
三)国語学力形成の原理
① 国語学力はどのように形成され得るのか
② 「不備、不足、不十分」を発見する目を
第二章 授業の基本・授業者の心得
一)全員参加を促す授業
① 全員参加の重要性
② ノート作業を取り入れる
二)子どもを集中させる技術
① 集中の二つの原則
② 「面白さ」は教材の工夫で
③ 集中への働きかけは教師の義務
三)分かりやすい話し方
① 最も重要な教育技術
② 六つの秘訣
四)素材研究・教材研究
① 教材研究への関心の高まり
② 野口流・教材研究の仕方
五)範読
① 「範読」とは
② 範読のポイント
第三章 授業の基礎技法
一)発問
① 発問の基礎知識
② 良い発問の条件
③ 発問の性格
④ 指導事項と発問づくり
二)板書
① 板書の技術
② 板書文字の書き方
三)ノート指導
① ノート指導の極意
② ノート指導は全員参加の基本
③ 「ノート技能」を伸ばす
四)机間巡視
① 机間巡視の本質
② 教師の指導に求められること
③ 机間巡視における言葉かけ
④ 机間巡視の具体的ポイント
五)指名
① 指名の意義
② 指名の技法
六)評価
① 評価の方向
② 評価のキーワード
③ 一斉指導における評価
④ 関心・意欲・態度を評価する
第四章 教材別指導の基本
一)文学作品(物語文)の鑑賞
① 鑑賞指導
② 文学作品を授業するわけ
③ 私の教材研究メモから――その1 教材研究~発問づくり
④ 私の教材研究メモから――その2 音読の指導
⑤ 私の教材研究メモから――その3 書かせる
⑥ 私の教材研究メモから――その4 有益な指導とは
二)説明文の読解
① 焦点精査の指導
② 教材研究――その1 読みとり
③ 教材研究――その2 言葉の指導
④ 教材研究――その3 構造理解
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