
数字を一つ思い浮かべろ (文春文庫)
ジョン・ヴァードン and 浜野 アキオ
文藝春秋 / 2018-09-04
累計読者数4
平均ハイライト数 4.3件/人
推定読了時間 約7時間50分
star総合評価 34/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 18%
この本について
仕事でも日常でも、相手の言葉の裏にどんな意図があるのか読みきれず、もやっとすることがありませんか。論理的に見える発言ほど、どこかごまかしの匂いがして落ち着かない。自分の勘が合っているのかも分からず、ただ疲れていく感じです。 『数字を一つ思い浮かべろ』を読んでいると、その「言外のものをつかみたいのに届かない」感覚に少し風が通ります。登場人物たちの会話には、二つの理由の裏に三つ目の理由が隠れていたり、冷静ぶった態度の奥に支配欲がにじんでいたり、過去から届く声が人をどう揺らすか分からなかったりと、人間の複層性がじわっと立ち上がります。派手な推理の爽快感というより、「こういう見え方もあるのか」と視点をひねられる体験が続きます。 特に、どこから見ても不可能なのに、誰かがやってのけた痕跡だけが残っている場面は、現実でもときどき感じる説明不能な違和感と重なります。完璧な理屈で押し切れない状況に出会ったとき、なにを手がかりにすればいいのか。そのヒントを静かに渡してくれる物語でした。 論理の外側にあるものまで含めて考えたい人に刺さると思います。自分の勘を信じる根拠を探しているときに、そっと寄り添ってくれる一冊でした。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの43%が集中しています。
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出版社による紹介
まるで手品のような謎、謎、謎。 思い浮かべた数字を的中させる殺人者。警察小説と本格ミステリの融合。 数字を一つ思い浮かべろ。その奇妙な封書にはそう記されていた。658という数字を思い浮かべた男が同封されていた封筒を開くと、そこにあった数字は「658」! 数々の難事件を解決してきた退職刑事に持ち込まれた怪事は、手品めいた謎と奇怪な暗示に彩られた連続殺人に発展する。眩惑的な奇術趣味と謎解きの興趣あふれる華麗なミステリ。
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