
自意識(アイデンティティ)と創り出す思考
ロバート・フリッツ, ウェイン・S・アンダーセン, 田村 洋一, and 武富 敏章
ゴマブックス株式会社 / 2014-03-20
この本について
最近、「何歳までにこれを達成しなきゃ」とか、「自分は結局こういう人間なんだろうな」といった、自分に向けた物差しばかりが頭の中を占めてしまうことが多くて。やる気が出ないというより、常に自分を判定してしまう癖に疲れるんですよね。頑張りたいのに、肝心の行動が続かない…みたいな。 この本は、そんなモヤモヤに対して「その悩み、あなたの性格の問題じゃなくて構造の問題ですよ」と静かに教えてくれます。ほめられた子ほど挑戦しなくなる実験の話は、まさに自分の中でも起きていることだと思いました。自分を良く見せようとする意識が強いほど、学びや挑戦が止まる。逆に、「今の自分がどう見えるか」を外して、「本当に創り出したいもの」に意識を戻すと、行動が自然に動き始める。そんな視点の転換が、この本の強みだと思います。 特に刺さったのは、理想というのはしばしば「嫌な思い込みの否定」とセットになっている、という指摘です。理想像に届かないと落ち込むあの感じは、ただの努力不足じゃなくて、そもそも設定の仕方がねじれていたんだと気づかされます。そして、物差しを変えて「どれだけ創り出せているか」で人生を見ると、肩の力が少し抜けて、前に進む余白が生まれてくる。 自分探しに疲れた人よりも、「自分を気にしすぎて前に進みにくい人」にこそ刺さる本です。自分の内側を掘るのではなく、外側で何を創り出したいのかに戻っていく。その感覚を取り戻したいときに、そっと助けてくれます。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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