
貧困脱出マニュアル
タカ大丸
飛鳥新社 / 2018-10-03
この本について
お金のことで迷うときって、「努力してるつもりなのに、全然前に進んでる感じがしない…」みたいな詰まり方をすることが多い気がします。働いても残らない、学び直したくても費用が重い、そもそもどう動けばいいのか見えない。そんなとき、自分より少し先を歩いた誰かの“現実的な話”が、一周回って一番効いたりします。 『貧困脱出マニュアル』が刺さるのは、きれいごとではなく「どうやって生き延びるか」を徹底して語っているからだと思います。無理な根性論ではなく、原価を抑えて残すこと、海外との価格差をどう利用するか、昼と夜の仕事を組み合わせて月30万円を作りにいく具体性。その“手触り”が、抜粋を見ても読み手に強く残っている感じがします。また、英語習得をはじめとした学び方についても、実験や現場の話に基づいていて、ただの精神論に逃げていない。エアビーで外国語環境を家に持ち込むという発想は、現実の制約の中でも工夫できる余白を示してくれます。 そして、著者自身がDV家庭や貧困から抜け出す過程を冷静に語っているからこそ、「努力すれば何とかなる」とも「社会が悪い」とも言い切らない距離感がある。読者の多くが保存していたのは、この“極端な成功談ではなく、詰みかけた状況からの具体的な抜け方”なんだと思います。 今の環境で何から始めればいいのか迷っている人、特に「一発逆転より、まず現実を動かしたい」というタイプにはすごく刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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