
マンション大全 伝説の目利きが教える「買っていい物件」の見極め方
三井 健太
株式会社朝日新聞出版 / 2019-01-18
この本について
マンションを探していると、「今の家族構成に合わせるべきか、未来の変化に備えるべきか」で頭がぐるぐるしませんか。子ども部屋の数、駅までの距離、将来の売却……どれも大事に見えて、優先順位がつけられなくなるあの感じ。僕も同じところでよく立ち止まります。 この本がありがたいのは、「正解」よりも「考え方の順番」を整理してくれるところです。たとえば、子どもに個室が必要になるのは何年後かを落ち着いて逆算させてくれたり、駅距離をどう評価すべきかを“生活の現実”と“資産価値”の両方から見せてくれたりします。また、中古を検討するなら室内の状態を期待しないで、最初からリフォーム前提で予算を決めるという割り切り方も、変に迷わなくて済むという意味で助かりました。どれも派手なノウハウではないのに、判断の軸が一本通る感じがあります。 結局、情報の量よりも「自分が何を捨てて、何を優先するか」が住宅選びの核心なんだと気づかされます。全部を叶えようとして動けなくなっていた人ほど刺さると思います。長所と短所を天秤にかけ、お釣りが出るかどうかで決めるというシンプルな視点は、今の迷いにもすっと効きました。 将来の値段がどうなるかなんて誰にも読めない。でも、だからこそ“今の生活にとって無理がない選択”に重心を置いていいんだ、と背中を押してくれる一冊です。家探しで疲れた人ほど、読み終わった時に少し呼吸が楽になると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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