
マンガでわかる 考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術
久米信行、平岡篤一、秋内常良
日本実業出版社 / 2019
この本について
気づくと「決められないまま時間だけ過ぎていく日」があります。仕事でもプライベートでも、誰かの判断に乗っかれば楽なんですが、あとから妙な虚しさが残る。自分で決めていないせいで、うまくいっても実力じゃない気がするし、失敗すると人のせいにしたくなる。そんなループに、僕自身ずっと悩んできました。 この本が刺さるのは、「行動力をつけろ」とか精神論を押しつけてこないところです。むしろ、読者が保存していた抜粋にあるように、日常の小さな決断を自分でやるところから始まる、めちゃくちゃ地に足のついた話ばかりでした。たとえば、上司に許可を取る場面でも、いきなり自立せよではなく「まず自分の考えを一言そえてから頼る」という現実的なステップを示してくれる。また、会議で一言でも先に発言してみるとか、失敗を“貯金”としてカウントしていく感覚とか、やってみると意外と負担が少ないのに、行動のハードルが確実に下がっていくんです。 特に印象に残ったのは、「指示待ちの気楽さは、自分では気づきにくい危険性を含んでいる」という指摘でした。たしかに受け身でいると、仕事がそこそこ回る分だけ、自分で決める痛みも喜びも経験しないまま年だけ取ってしまう。でも逆に、小さくても自分の意思で選んで動くと、成功も失敗も自分ごととして扱えるようになり、そこで初めて成長の実感が出てくる。これは、僕自身が強く感じているところでもあります。 「自分で決めるのが苦手だけど、このままの働き方にモヤモヤしている人」に、たぶんいちばん刺さる本です。行動力という言葉に苦手意識がある人ほど、肩の力を抜いたまま一歩を踏み出すきっかけになると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの42%が集中しています。
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