
トヨタの会議は30分 ~GAFAMやBATHにも負けない最速・骨太のビジネスコミュニケーション術~
山本 大平
すばる舎 / 202104
この本について
仕事でも会議でも、人の反応に振り回されてしまって「これでいいのか…」と自信が揺れることがあります。理不尽な相手に時間を吸われたり、得意・不得意を早々に決めつけてしまって動きが止まったり。私も同じように迷ってきましたが、この本はその迷いに現実的な視点をくれました。 たとえば、会議や議論の場での迷いがちな人間関係の扱い方。トヨタでは意見の衝突が日常で、しかもそれを私情に持ち込まないのが当たり前だといいます。嫌われることを恐れず、必要な意見を淡々と出す。その姿勢は決して強気な振る舞いではなく、「仕事の質を守るための最低限の態度」として描かれています。理不尽な相手には「30分怒りを寝かせる」という距離の取り方も紹介されていて、感情に振り回されがちな人にはかなり効くはずです。 もうひとつ刺さったのは、自分の得意・不得意を“試しながら見極める”という考え方です。ちょっと苦しいからといって「苦手だ」と決めてしまうと、そもそも成長の芽を摘んでしまう。食わず嫌いを排して、許される範囲で踏み込んでみる。その小さな踏み込みが、のちのキャリアの分岐点になる感覚は、実際に働く中で何度も思い当たります。 会議運営の細かい工夫や、声の出し方、相手を見る位置、伝える順番など、すぐ試せる具体策も多いですが、それ以上に「プロとしてどう立つか」という姿勢に背筋を整えられる一冊でした。特に、人間関係の摩擦を怖がって意見を飲み込みがちな人には刺さると思います。
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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