
自分で決める。 すべてがうまくいく最強の力 (きずな出版)
権藤 優希
この本について
仕事の場で「決めきれずに止まってしまう瞬間」ってけっこうありますよね。完璧に仕上げないと不安で先に進めなかったり、やるべきことが増えていくのに、どれから手をつけるか決めきれなかったり。自分でもモヤモヤしているのに、気づけば周りの時間まで奪ってしまっている気がして申し訳なくなることもあります。 この本が面白いのは、そんな停滞感を“気合で突破しよう”とは言わないところです。むしろ「不完全でも出す」「その場で決める」「期限を切る」みたいな、小さくても動き続けるための具体的なやり方がずっと続いていく感じで、読んでいると視点が変わっていきます。たとえば、第一声をはっきり出すだけで仕事の進み方が変わるとか、3分以上かかる仕事はタスク化して期限を貼るだけで主導権が戻ってくるとか、すごく生活に落とし込みやすい話が多いんです。行動しているうちにモチベーションが上がる、というのも「たしかにそうだよな」と実感として受け入れやすい視点でした。 もうひとつこの本の良さだと思ったのは、「決める力」はひとりで完結する能力ではなくて、環境や人との関係性でも育つというところ。誰と働くかで結果が変わる話や、相手の自己重要感を満たす関わり方、根回しのような“コーディネート”の重要性など、自分の行動範囲をどう広げるかがすごく具体的に語られていて、読んでいると人との距離の取り方そのものを見直したくなります。 「完璧にやらなきゃと思うほど動けなくなる」「つい受け身になってしまう」という人には、かなり刺さる一冊だと思います。決して派手な処方箋ではないけれど、日々の小さな行動を変えることで、自分で決める余白が増えていく感覚をくれる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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