
凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。
小原 聖誉
CCCメディアハウス / 201903
この本について
最近よく、やりたいことはあるのに一歩踏み出せないとか、「自分なんかにできるのかな」と迷ってしまう話を聞きます。僕自身も同じで、勢いより“確率”を上げたいタイプなので、起業の話になると余計に足が止まりがちでした。そんなときに読んで納得したのが『凡人起業』でした。大きな志とか天才的なひらめきではなく、「凡人がどうやって失敗しにくい形で前に進むか」を淡々と書いてくれているんですよね。 特に刺さったのは、好きなことだけで事業を決めるのではなく、伸びている市場との交点を探すという視点です。つくりたいものより時代に乗ることを優先する、その現実的さに救われました。また、コツコツ継続できない自分を責める代わりに、監視役を置いたり、SNSを“仕事場”にして強制的に続ける仕組みを自分に課すところも、妙に腹落ちしました。努力できない自覚のある人ほど、こういう仕組み化が効くんだと思います。 もうひとつ印象的だったのは、余裕があるときの行動こそが試練だという話。勢いのときに頑張るのは誰でもできますが、日常の中で“真剣に提案する側”に回る人は意外と少ない。その地味さこそ凡人の戦い方だと聞いて、肩の力が抜けました。大きく勝つことより「まずは出塁」を目指す姿勢がしっくり来る人には、かなり合う本だと思います。 自分の実力に過度な期待はしていないけれど、それでもどこかで一歩踏み出したい。そんな人に静かに刺さる一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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