
アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した~潜入・最低賃金労働の現場~
ジェームズ・ブラッドワース、濱野 大道
累計読者数4
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star総合評価 54/100
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この本について
最近、「自分の働き方ってこのままでいいのかな」とか、「社会の仕組みに振り回されてる気がする」と感じる場面が増えました。仕事は選べるようで選べなくて、政治に期待したくても何も変わらない。そんな宙ぶらりんな感覚のまま日々をこなしている人、けっこういると思います。 この本は、そういうモヤモヤを代わりに直視してくれる一冊でした。アマゾン倉庫やウーバーの現場に潜り込んだ著者が見てきたのは、単純に「過酷な労働」という話ではなく、同じ社会にいながらまったく別の階層を生きる人々の距離感でした。東欧から来た労働者が「ここでは動物のように働く。でも戻ればもっと何もない」と語る場面は、選択肢のように見えるものの裏にある“逃げ場のなさ”を実感させられます。また、ウーバーの「自由さ」が実際には巧妙に設計された搾取になっている描写も、ギグワークという言葉の明るいイメージを一度冷静に見直すきっかけになります。 読みながら、自分が日常で感じる違和感の正体が少し整理されていくというか、「構造としてこうなっていたのか」と視点が切り替わる感覚がありました。誰かを責める話でもなく、派手に希望を語る本でもないけれど、いまの社会の“本音の部分”を知っておきたい人には刺さると思います。
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