
「おいしい人生」を生きるための授業
出口 治明
PHP研究所 / 2019-03-15
この本について
最近、「この先の日本で、自分の働き方や生活ってどうなっていくんだろう…」みたいな不安をぼんやり抱えている人、多いんじゃないでしょうか。AIがどうとか、移民がどうとか、ニュースを見るたびにモヤッとする。でも結局、自分は何をよりどころに判断すればいいのかが分からない。僕自身、まさにその迷いの中にいます。 出口治明さんの「おいしい人生」を生きるための授業は、そのモヤモヤを一気に晴らしてくれる本ではないけれど、判断の“土台”を少しずつ強くしてくれる感覚があります。たとえば、人間社会がどう変わってきたかを気候などの具体的な要因から説明してくれるので、「未来を考えるときの視点はこれでいいんだ」と自然に腹落ちする。あるいは、「清く正しく貧しく」という理想は歴史的に存在しないという話は、無理に清貧を目指して自分を追い詰めがちな人をふっと楽にしてくれます。そして、年齢や境遇に関係なく“知ること”は人生を前に動かすというエピソードは、小さな学びを積むことの意味を現実的に思い出させてくれます。 大きな答えが欲しいというより、「これからを考えるための視点をゆっくり整えたい人」に刺さる本だと思います。僕もその一人でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの57%が集中しています。
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