
未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか (PHP新書)
ジャレド・ダイアモンド、ユヴァル・ノア・ハラリ、リンダ・グラットン、ニック・ボストロム、ダニエル・コーエン、ウィリアム・J・ペリー、ジョーン・C・ウィリアムズ、ネル・アーヴィン・ペインター、大野 和基
PHP研究所 / 2018-06-15
この本について
日々ニュースを追っていると、「自分の生活と世界の動きがどうつながっているのか」がよく分からなくなりませんか。定年の議論を見ても、移民の話題を見ても、AIの進化を見ても、どこか“地に足がつかない感じ”が残るというか、判断の軸が揺れることが多いなと思います。僕自身、このあたりのモヤモヤを放置したまま仕事をしていると、未来の話題を直視しづらくなる瞬間があります。 この本は、そんな不安を魔法のように解消してくれるタイプではないのですが、「いま起きている変化をどう捉えればいいのか」という視点を整えてくれる一冊でした。例えば、定年制度が抱える構造的な問題を“高齢者をどう活かすか”という実務的な目線で語ってくれたり、三ステージの人生が成り立たなくなった理由を具体的な生活の変化とセットで説明してくれたりします。また、移民や感染症、テクノロジーの進化といったテーマも、感情論ではなく「なぜ世界はこう動くのか」という因果関係で理解できるようになります。 読みながら感じたのは、未来予測というより「自分の立ち位置を再調整する作業」に近いということでした。世界規模の問題に圧倒されがちな人ほど、ここに書かれている視点が呼吸を整えてくれるはずです。 特に、社会の大きな流れの中で、自分の働き方や強みに迷いがちな人に刺さると思います。
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