
38億年の叡智とつながる: 未来を開く5秒の習慣 (共育ブックス)
レノンリー
この本について
最近、自分の軸がどこにあるのかよく分からなくなることが多いんです。やるべきことは山ほどあるのに、肝心な場面で迷ってばかりで、気がつくと他人の意見に流されていたりする。たぶん同じような感覚を持っている人、多いんじゃないでしょうか。 この本を読んで印象的だったのは、「礼」や「立志」といった古い言葉が、精神論ではなく“身体の反応”として扱われていたことでした。たとえば礼を丁寧に行うことでエネルギー状態が整ったり、迷った時に身体の反応がはっきりして選択がブレにくくなる、という感覚的だけど具体的な話が続いていきます。自分の状態が世界の見え方を変える、というのは抽象的に聞こえるのに、実際の所作を伴うと不思議と腹落ちするんですよね。 もうひとつ、この本が面白いのは「志」という言葉の扱い方です。夢や目標を派手に掲げるのではなく、自分がこの人生で何を成し遂げたいのかを静かに見つめ直すプロセスとして描かれていて、その姿勢が個人的にはすごくしっくりきました。他者の期待や評価ではなく、身体の奥から出てくる方向性に耳を澄ます感じです。これができると、行動の無駄な迷いが少し減る気がします。 大きな変化を求めているというより、「今の自分の状態をもう少し整えたい」「選択の基準を自分の中に取り戻したい」という人に向いている本だと思います。僕自身、完璧に使いこなせているわけじゃないですが、日常の小さな所作に意識を戻すだけで、行動が静かに変わり始める感覚がありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
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