
教えすぎない教え
岡田龍生
竹書房 / 2019-07-05
累計読者数3
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約2時間20分
star総合評価 38/100
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この本について
人に教える立場にいると、「ここで言えば一瞬で済むのに」と思いながらも、相手が自分で気づくまで待てないことがあります。仕事でも後輩指導でも、つい先回りして説明してしまって、結果的に相手の動きが固まっていく感じがしてモヤモヤするんですよね。 この本は、そんな“教えすぎるクセ”を抱えている人にとって、ちょっと肩の力が抜ける一冊でした。印象的なのは、著者自身が行きすぎた指導で処分を受け、そこで初めて「待つこと」の重さと意味に向き合った経験を正直に語っているところです。だからきれいごとではなく、現場の苦労ごと含めて話が入ってくる。捕りやすいゴロを丁寧に繰り返す、ノックそのものの質を徹底して上げる、といった“地味だけど効く”話も多くて、指導というより環境づくりの話に近い感覚があります。 読んでいて、自分も「気づかせるために何か特別なことをしなきゃ」と思い込んでいたけれど、実際は、相手が気づける状況を整えて、余計な口出しを減らすだけで良い場面も多いんだなと気づかされました。とくに、相手の成長を急かしてしまう自分に心当たりがある人には、じわっと効く内容だと思います。 こんな人に刺さると思います。自分も迷いながら誰かを支えている、そんな感覚を抱えている人。
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出版社による紹介
「教えすぎ」は、選手の自主性を奪う! 自分の頭で考え、行動することで、人もチームも大きく育つ。 履正社を全国屈指の強豪校に育て、4人の高卒ドラ1も輩出した、名将の自主性指導論! T-岡田(2005高校生ドラフト・オリックス1位) 山田哲人(2010ドラフト・ヤクルト1位) 寺島成輝(2016ドラフト・ヤクルト1位) 安田尚憲(2017ドラフト・ロッテ1位) 著者は、以下のように述べています。 私は監督として選手たちに体力、技術を伸ばしてもらうための土台づくりにひたすら励んできた。 選手たちの成長を促進するためには、何よりも選手自身が自発的に練習に取り組んでいくことが求められる。 私は今までその環境を整えることに力を注ぎつつ、「教えすぎない」よう細心の注意を払いながら指導を続けてきた。 私が悩み、苦悶しながら、いかにして選手たちの自発性、積極性を引き出してきたのか。 そして、甲子園出場という大きな目標を達成してきたのか。そのすべてを包み隠さず、本書で明らかにしていきたいと思う――本文より 著者について 1961年5月18日生。大阪府出身。 東洋大姫路では、主将として3年春のセンバツに出場してベスト4。 日体大でも主将を務め、卒業後は社会人野球の鷺宮製作所で1年間プレーした。 その後、桜宮高校で2年間のコーチ時代を経て、1987年に履正社高校の監督に就任。 1997年夏に甲子園初出場、2006年にはセンバツ初出場を果たした。 以降は着実に甲子園出場を重ね、2011年にはセンバツ・ベスト4、2014年と2017年のセンバツでは準優勝を遂げた。 甲子園通算11回出場。 教え子として、2010年本塁打王のT-岡田や、トリプルスリー三度の山田哲人ほか多くのプロ野球選手を育てている。
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