
組織にいても独立しても自分の価値を高め続ける インディペンデント・シンキング
宇田 左近
KADOKAWA / 2019-09
この本について
仕事の場で「自分はただ流れに乗っているだけかも」と感じることが増えた時、ふと議論の場で何を根拠に動けばいいのか、どこまで踏み込んでいいのかが曖昧になる瞬間があります。特に、会議で意見を求められても軸が定まらなかったり、優先順位づけが雑になったりするあの感じ。僕自身もずっとそこでもがいてきました。 この本が効くのは、そういう“宙ぶらりん”な時間に具体的な手がかりをくれるところです。たとえば、答えが見えない会議ほど招集側が目的を明確にするべきだという話は、自分が議論にどう貢献するかを考えるうえで避けて通れない視点でした。また、日々の仕事の使い方を「明日」のために組み替えていく考え方も、やらなければいけないことに追われがちな時のブレーキになります。さらに、事実で語ることや、問題だと思ったら必ず持ち出すという姿勢は、組織にいようが独立していようが、結局は自分の価値を守る土台なんだと実感しました。 組織の内側で気を遣いすぎて声を潜めてしまう人や、独立したのに逆に身動きが取りづらくなっている人には特に刺さると思います。僕もまだうまくできてはいませんが、小さくても自分で情報を取りに行くとか、議論のイシューを一度自分なりに整理するといった行動を積み重ねると、仕事の重心が変わっていくのを少しずつ感じています。 派手な成功論ではなく、迷いながら前に進むための現実的な視点がほしい時に、静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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