
最高の映画を書くためにあなたが解決しなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
シド・フィールド、安藤紘平、小林美也子、加藤正人
この本について
脚本を書いていると、主人公がただ「反応するだけ」になってしまったり、シーンを積み重ねているはずなのに物語が前に進んでいない気がしたりします。自分でも原因がわからず、気づけば説明ばかり増えていく。僕もよくその泥にハマっていました。 この本は、そういう曖昧な停滞に具体的な手がかりをくれるところが強いです。たとえば、登場人物の葛藤が弱いと外部の出来事に振り回されるだけになるとか、問題の根は1ページ目から探し直すべきだとか、耳が痛いけれど腑に落ちる指摘が多いです。視覚的に魅力ある次のシーンへの移行をどう作るか、主人公が物事を「起こす側」に回っているか、こうした視点で書き直すと、行き詰まりが意外とほぐれたりします。 個人的には、「登場人物の人生の重要な決断をあなたが知らずして誰が知ろうか?」という一文が刺さりました。書けなくなると設定や構造のせいにしたくなるけれど、結局は登場人物との距離が曖昧なままだったんだなと気づかされた瞬間でした。物語を有機的に動かすには、シーンごとの重力やパラメーターを丁寧に見直すしかないんですよね。 物語づくりで「説明しすぎる」「キャラが動かない」「途中で混乱して諦めてしまう」という人には、静かに効く本だと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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