
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法
穂高唯希
実務教育出版 / 202007
この本について
お金の不安って、収入を増やすとか副業を探すよりも、「今の仕組みのままで本当に大丈夫なんだろうか」という感覚のほうが強かったりします。景気が悪くなるたびに相場が荒れて、積立もやってはいるけど、これで将来の生活が守れるのかは自信が持てない…。自分もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本が面白いのは、派手な成功談ではなく、「どうすれば外部環境に振り回されずに済む仕組みをつくれるのか」を地道に描いているところです。たとえば、配当金がどう生まれているのかを“株主の財布AからBへ移るだけ”と説明したうえで、それでも下げ相場で配当が心の支えになる理由を示してくれる。さらに、フリーキャッシュフローのような企業の“続けられる力”を見る視点や、景気に強いリートの特徴など、投資判断を落ち着かせる具体的な基準がそろっています。 読みながら感じたのは、「資産形成=我慢大会」ではなく、仕組みさえ整えば淡々と続けられるという感覚です。つみたてNISAやETFの自動買付がそのまま“お金の自動発生マシン”になる、というのは大げさではなくて、実際に日常を軽くしてくれる仕組みなんですよね。 今の働き方や生き方にどこか引っかかりがある人、あるいは“投資の理屈と実践がつながらない”と感じている人には刺さると思います。焦ってFIREを目指すというより、まずは自分が心地よく続けられる仕組みをつくりたい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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