
世界一わかりやすいDX入門 GAFAな働き方を普通の日本の会社でやってみた。
各務 茂雄
東洋経済新報社 / 2020-10-30
この本について
仕事のやり方を変えたいと思いながら、「結局どこから手をつければいいのか」ずっと迷ってしまうことがあります。属人化をなくしたいのに、気づくと特定の人に依存したまま。現場と経営の温度差も埋まらない。DXの話を聞いても、抽象的なスローガンで終わってしまう。このあたりにモヤモヤしている人は多い気がします。 僕も同じで、「もっと合理的に働きたいのに、組織の仕組みがついてこない」という壁に何度もぶつかりました。この本が良かったのは、GAFA的なやり方をそのまま礼賛するのではなく、日本企業の現実に置き換えて説明してくれるところです。例えば、サービス型チームで役割を明確にし、行動規範で意思決定のスピードを上げる仕掛け。あるいは、中途入社者の行動規範への共感を重視して、入社後の3カ月を明確に言語化して伴走する仕組み。こういう「現場の行動が本当に変わるポイント」を淡々と示してくれるのがありがたいところでした。 特に刺さったのは、DXの本質を「デジタル技術と合理的マネジメントの融合」と定義している部分です。ツール導入ではなく、仕事の中身そのものを変える。属人化を解消し、個々がオーナーシップを持てる構造を作る。その延長線上にしか、働き方の変化は生まれない。頭では分かっていても、現場で実行する際のイメージが持てていなかったので、読んでいて何度も手を止めました。 チーム運営で悩んでいる人、現場の変化が進まない理由を言語化したい人にとって、実務のヒントが多い一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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