
アカン!DX
木村 岳史
日経BPマーケティング (発売) / 2021-05
この本について
仕事でDXとか人事制度の話が出るたびに、「結局うちの会社は何から変えればいいのか…」と立ち止まることがあります。経営は危機感を語るけど現場任せ、ジョブ型の議論は盛り上がるけど具体の運用が見えない。自分の働き方にも関わる話だからこそ、モヤモヤだけが増えていく感じがあるんですよね。 『アカン!DX』を読んで刺さったのは、この現実を“ちゃんと現実のまま”扱ってくれるところです。たとえばジョブ型が理想論で終わりがちな理由を、JDの作り込みの難しさや評価制度の設計の甘さといった具体的な詰まりで示してくれる。DXが進まない企業の数字も淡々と出てきて、「みんな同じ場所でつまずいてるんだ」と少し気が楽になります。そしてそのうえで、技術者の流動性の高まりや副業解禁など、変わり始めている現場の動きが実例として描かれるので、自分の会社だけを基準に考えすぎなくていいんだと視点が広がる感じがあります。 制度やスローガンより、“実際にどこがボトルネックなのか”を把握したい人には刺さるはずです。自分の働き方をどうするか迷っているときの判断材料にもなりますし、会社のDX議論の温度差に疲れている人にも、少し呼吸がしやすくなる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
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