
キヨミズ准教授の法学入門 (星海社 e-SHINSHO)
木村草太 and 石黒正数
累計読者数4
平均ハイライト数 33.5件/人
推定読了時間 約5時間49分
star総合評価 72/100
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この本について
日常のニュースを見ていて、「なんで同じ事実でも、こんなに判断が割れるんだろう」とモヤモヤすることが多いんですよね。感情で語る人もいれば、妙に断定的な意見もある。その中で、自分はどう考えたらいいのか…と立ち止まる瞬間があります。 この本は、その行き詰まりを“法学の視点”でほぐしてくれます。とくに刺さったのは、事実を見た瞬間に結論を出すのではなく、いったん抽象化してから考えるという発想です。裸の価値判断に引っ張られがちな場面こそ、一般原則や法的三段論法のような枠組みが効いてくる。これを知るだけで、感情に流されにくくなるというより、「自分の判断の土台をいったん確認する習慣」が身につく感覚がありました。 もう一つよかったのは、法って“正しい答えが書いてある条文集”ではなく、社会の紛争をどう扱うかという知的な営みそのものだと分かるところです。判例が積み上がって法源になったり、身分が違えば世界の見え方がまったく異なったり、制度がどれだけ人々の合意や権威に支えられているかが、会話形式でさらっと理解できる。単なる知識ではなく、「なるほど、だから今の社会はこうなっているのか」と腑に落ちる瞬間が続きました。 目の前の出来事を感情だけで処理したくない人、判断の基準を一段深いところで考え直したい人にとくに刺さる本です。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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出版社による紹介
山の上の高校に通う2年生の僕は、放課後に寄り道した喫茶店「赤ひげ小人」で、近所にある港湾大学のキヨミズ准教授と出会う。大学で「受講生0人の法学入門」を受け持つ少しヘンなその先生は、お願いもしてないのに、法的思考のすばらしさを高校生相手に嬉々として語り出して―。「高度な内容を分かりやすく」を信条に首都大学東京で教鞭をとる若手憲法学者が、進路に迷う高校生や法学に拒絶反応を示す文学部生にも分かるように、物語の手法を用いて生き生きと、そして最高に面白く語る「日本一敷居の低い法学入門」。
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