ヨムナビ
1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

1Q84―BOOK3〈10月-12月〉後編―(新潮文庫)

村上春樹

累計読者数3
平均ハイライト数 5.7件/人
star総合評価 31/100
boltライト読書型

この本について

仕事でも人間関係でも、説明のつかない不安が長く居座ることってありますよね。言葉にしようとすると逆に遠ざかっていく感じというか、「自分でも整理できていないものを、誰かにわかってもらうのは無理だよな」と黙り込んでしまうことがあると思います。僕もけっこうそのタイプで、まともに説明できないモヤモヤを抱えたまま日々を回しています。 『1Q84 BOOK3』を読んでいると、その「説明しきれないもの」を抱えたまま進むしかない人たちが淡々と描かれます。無理に理解し合おうとせず、時間をかけて少しずつ空白を埋めていく姿勢に、勝手に救われる瞬間がありました。自分の世界の見え方が他人とズレていても、それはただの“違い”であって、孤独の証明じゃないのかもしれない。そんな視点に軽く肩をたたかれる感じがあります。 もうひとつ刺さったのは、「穴が開いたままでは誰かが落ちる」という話です。人が消える重みを真正面から扱う場面なんですが、これは比喩としてもすごく現実的で、日常の小さな喪失にもそのまま当てはまる気がします。ちゃんと向き合わないと、その穴はいつか自分を飲み込みかねない。そんな緊張感と静かな優しさが同時に流れています。 自分の弱さや歪みを急に直すのではなく、「このままでもなんとか生きる術はある」と思いたい人に向いている一冊です。

村上春樹の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要