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CTO・エンジニアリングマネージャー養成読本 技術の泉シリーズ (技術の泉シリーズ(NextPublishing))

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野又 裕道

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この本について

エンジニア組織の話って、実際に現場にいると「正論は分かるけど、今うちでどう落とし込めばいいんだ…」みたいな迷いがついて回ります。透明性を高めたいと思っても、どこまで開けばいいのか分からないし、テストも「やった方がいい」のは当然なんだけど、変化が激しいフェーズだと正直つらい。そんな微妙な現実との距離感が、この本はやけにちょうどいいんです。 たとえば、オープン比率を使って透明性を測るという話は、単なる理想論じゃなくて、実際のSlackの中で「今うちは閉じてるのか開いてるのか」を把握する具体的な方法として刺さります。Wikiに権限を明示するというのも、綺麗事じゃなくて「結局どこがボトルネックなのか」を見える化するための現実的な提案。テストについても、E2Eから始める理由や、フェーズによっては“あえて軽くする”判断がありえるという話が、実務の感覚にすごく寄り添っています。 読みながら、組織の理想像を描くというより、「今の状態にどう一歩足すか」が自然と見えてくる本でした。特に、EMやCTOの役割を“肩書きとしての定義”ではなく“現場で何を担うか”で説明してくれるのは、日々揺れやすい立場の人ほど刺さると思います。 スタートアップで「これ以上混乱したくないけど、何から手をつければいいのか分からない」と感じている人には、ちょうどいい現実感の道標になるはずです。

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