
中国が宇宙を支配する日―宇宙安保の現代史―(新潮新書)
青木節子
新潮社 / 2021-03
累計読者数3
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約4時間29分
star総合評価 49/100
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この本について
ニュースで「宇宙開発競争が加速」と聞いても、実際どこで何が起きているのか、いまいち掴みきれないまま日々が過ぎていくことがあります。自分もその一人で、なんとなく不安だけは増えるのに、地に足がつかない感覚が続いていました。 この本が助けになったのは、宇宙開発の話を“遠い未来の壮大な物語”ではなく、“地上の延長線で起きている具体的な争い”として見せてくれたところです。たとえば、中国が安価な低軌道衛星を各国に提供し、その流れで地上局を世界中に広げている現実。あるいは、静止衛星の軌道位置が国際的な調整で決まるため、資金だけでは争えないという仕組み。こういう具体的な動きが見えると、宇宙が政治や経済とどれだけ密接なのか、ようやく腑に落ちました。 読みながら感じたのは、宇宙をめぐる競争はロケットの性能よりも、「どの地点にアクセスできるか」という地道なインフラの積み上げで決まるという視点の変化です。地上と宇宙を分けて考えると理解が追いつかないのですが、本書はそこを自然につないでくれます。 国際ニュースの裏側をもう少し実感を持って理解したい人に刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
軍事・経済で世界二強の一角となった中国は、宇宙の分野(軍事・科学)でもアメリカを猛追。両国が鎬を削る「宇宙の最前線」に迫る。
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