
チームワーキング ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方
中原淳 and 田中聡
日本能率協会マネジメントセンター / 2021-03-11
この本について
チームで動いていると、いつの間にか「自分の担当のことだけ」で手一杯になって、全体がどこに向かっているのか分からなくなることがあります。最初に共有したはずの目標も、忙しさの中でぼやけていき、気づけば各自が勝手に解釈して進んでしまう。僕自身、こういう状態が積み重なると、やる気よりも不安の方が強くなっていきます。 この本が効くのは、まさにその“ズレていく瞬間”の扱い方を言語化してくれているところです。たとえば、全員が達成したいと思える目標をつくるには、数字よりも「見てみたい未来の光景」を共有する方が機能すること。あるいは、どれだけ最初に決めてもチームは必ず目標を見失うから、「立ち返る仕組み」を意識的につくる必要があること。そして、属人化が進むと視点が自分の仕事だけに閉じてしまい、結果的にチームの意義すら感じにくくなるという現実にも触れてくれます。 読んでいて、チームワークって個々の能力よりも、視点を保ち続ける習慣の方がはるかに大事なんだなと腹落ちしました。間違った認識を共有しても意味がない、という指摘は地味に刺さりますし、「全体像が見えなくなるメカニズム」をここまで丁寧に説明してくれる本は珍しいです。 自分のチームが最近ちょっと噛み合ってないかも、と思う人には特に合う一冊です。僕みたいに、現場で迷いながら手探りでやっている人ほど、腑に落ちる部分が多いと思います。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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