
20世紀論争史~現代思想の源泉~ (光文社新書)
高橋 昌一郎
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推定読了時間 約9時間7分
star総合評価 38/100
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この本について
仕事でも日常でも、自分の考え方の“前提”が揺れる瞬間ってありますよね。なんとなくモヤモヤはあるのに、どこから手をつけていいのか分からない。科学か哲学か、合理か直観か…どの立場で考えるかによって見える景色が変わるのを感じている人ほど、この本がしっくりくると思います。 『20世紀論争史』は、難しそうなテーマを扱っているのに、読んでいると「自分が今迷っているポイントって、実は昔から何度も議論されてきたんだな」と落ち着くところがあります。たとえば、科学者が共有する“信念の枠組み”としてのパラダイムの話は、仕事で前提がズレた会議が噛み合わなくなる感じにも近いし、機械論と生気論の対立は、何を“説明できる”とみなすかの違いが現代のAIや生命観にそのままつながっていくのが分かります。言語が世界認識を形づくる、という言語相対主義の章も、日々のコミュニケーションでのズレの正体を考えるヒントになるはずです。 歴史的な論争をたどりつつ、自分の思考の立ち位置を少し客観視できるようになるので、「知的な迷いの扱い方を知りたい人」に特に刺さると思います。抽象的な回答を求めるというより、「自分が何を信じて考えているのか」を静かに照らしてくれる一冊です。
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出版社による紹介
20世紀の思想がそれまでに比べて複雑なのは、コンピュータや遺伝子操作などの科学技術が飛躍的に発展した結果、そもそも人間とは何か、知性とは何か、存在とは何か...といった問いが複雑化し、本質的に深まった点にある。もはや「科学を視野に入れない哲学」も、「哲学を視野に入れない科学」も成立しない時代を迎えた今、改めて世紀を代表する知の巨人たちが繰り広げた原点の論争を振り返る。この「知」の戦いの記録は、現代思想を理解するために必須のものである。コーヒーをこよなく愛する「教授」と明晰な「助手」が織り成す時にユーモラスで知的な対話、世紀を渉猟する全30話を収録する。
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