
習慣の力〔新版〕 (ハヤカワ文庫NF)
チャールズ デュヒッグ and 渡会 圭子
早川書房 / 2019-07-04
この本について
最近、「変えたい習慣はあるのに、気づけば元に戻ってるな…」みたいな感覚が続いていて、なんで自分はこうなんだろうと少し落ち込んでいました。意志が弱いとか、続けられない性格なんじゃなくて、もっと別のところに原因があるんじゃないかと薄々思いながら。 この本を読んで腑に落ちたのは、習慣って“きっかけ→ルーチン→報酬”の仕組みで動いていて、その中でも本当にカギになるのは“報酬を期待しているかどうか”だということでした。ジョギングが続くのは、シューズを履く行為ではなく「走ったあとに得られる感覚を脳が待っているから」という説明がすごく現実的で、自分の行動にも当てはまるところが多かったです。また、ただ置き換えればいいわけじゃなくて、古い欲求を満たす別のルーチンを探す必要があるという視点は、これまでの「根性」中心のやり方を静かにひっくり返される感じでした。 もう一つ刺さったのは、自分で気づけていない習慣のループを、時間・場所・気分などから丁寧に洗い出す章です。仕事中の間食や、なんとなくスマホを開く瞬間の裏にどんな欲求があるのか考えてみると、意外と“ただ飽きているだけ”だったりする。そういう具体的な観察が積み重なると、自分でもコントロールできそうだと思えてくるのが、この本の良さだと思います。 「変わりたい気持ちはあるのに、仕組みがつかめず空回りしている人」にやさしく効く一冊です。自分の習慣を力づくでねじ伏せるのではなく、まず理解するところから始めたいときにちょうどいい距離感だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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