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ライト、ついてますか 問題発見の人間学

ライト、ついてますか 問題発見の人間学

ドナルド・C・ゴース, ジェラルド・M・ワインバーグ, and 木村 泉

共立出版 / 2020-09-20

累計読者数44
平均ハイライト数 14.1件/人
推定読了時間 約3時間7分
star総合評価 58/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

仕事でも日常でも、問題を前にすると「これって本当に解くべきことなのか?」「そもそも何が問題なんだっけ?」と立ち止まる瞬間があると思います。自分では丁寧に向き合っているつもりでも、別の人から見たら全然違う風景が広がっていたりして、そこでまた混乱する。僕もずっとこのあたりでもやもやしてきました。 『ライト、ついてますか』は、その混乱をごまかさずに扱うための“視点の運動”を何度もやらせてくれる本です。たとえば、他人のモカシン靴で歩くように相手の立場に入り込んでみること。自分が慣れきった物事を、外国人や幼い子どもの目線で“もう一度見る”こと。あるいは、待ち時間を短くする代わりに、待つことそのものの意味づけを変えるような発想の転換。どれも派手ではないのですが、日々のあらゆる場面にそのまま持ち込めて、気づかないうちに凝り固まっていた前提がほどけていきます。 特に、問題を急いで定義しようとするとかえっておかしな方向へ進む、という話は身に覚えがありすぎて耳が痛いです。相手の反応が固いとき、それは相手のせいではなく、過去の誰かの扱い方が積み重なった結果かもしれないという指摘も、日常の小さな行き詰まりを違った角度で見直すきっかけになります。 自分の「思い込みのほうが問題だったかもしれない」と感じたことがある人には、静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

自動車用トンネルを抜けた後も車のヘッドライトを点灯して走行し、そのまま長時間駐車してバッテリーを上げてしまった経験はありませんか? この種の問題の解決策としてトンネルの出口に「ライトを消せ」という標識を出すことが考えられるけど、それだと夜中にライトを消す人があるかも知れません。もしあなたがトンネル管理者なら、どんな標識を考えますか? この楽しい本を訳して出すことは、著者の一人から1冊もらって以来の夢だった。一見冗談だらけに見えるけれども、実はひどく思い当たることばかり書いてある。訳者は世慣れない方で、ここに書いてあるようなことでしょっちゅう失敗をする。この本を訳したいと思い続け、深読みを繰り返したお陰で、近ごろ少し失敗が少なくなったような気がしている。本の副題にあるように、問題発見についての本である。学校では問題を解くことを教わる。だが問題は、解くより発見する方がずっとむずかしく、ずっと面白い。実人生で本当にものをいうのはそこなのだ。実務に就いておられる人生経験豊かな読者には、特によろこんでいただけるのではないかと思う。だが訳者としては身辺の若者たちにこそ、だましてでも読んでもらいたいと思っている。この本に書いてあるようなことが身についていないばかりにあたら才能を空費している若者が、実に多い。訳者自身も、学生時代からこういうことを知っていたら後悔がずっと少なかったろうに、と思っている。いや、訳者風情がごちゃごちゃいう必要なんかないだろう。ちょっと開けてみれば、そんな必要はないことがご納得いただけると思う。この本に訳者序はいらない。ただ一言この場を借りて、「だまされたと思って開けてみてください、きっとお得ですよ」とだけ申し上げておきたい。 <訳者前口上>より
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