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本音で対論! いまどきの「ドイツ」と「日本」

本音で対論! いまどきの「ドイツ」と「日本」

マライ・メントライン, 池上 彰, and 増田 ユリヤ

PHP研究所 / 2021-08-26

累計読者数3
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約4時間2分
star総合評価 56/100
trending_up後半加速型
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この本について

異文化の話を読むときって、「比べてどっちが上か」をつい考えてしまうんですが、そこに答えを求めるほど自分の立ち位置がよく分からなくなることがあります。日常のちょっとした違和感――例えば「同級生=お友達」と呼ばされる距離感とか、虐待や貧困をめぐる社会のまなざしとか、そのあたりでもやもやしている人には、この本がけっこう実用的に効きます。 面白いのは、ドイツの制度や価値観が単純に“正しい例”として並ぶわけじゃなく、日本のクセみたいなものが改めて輪郭を持って浮き上がるところです。年齢の聞き方ひとつで「前提が違う」と気づけたり、ナチスの過去に対する距離感から「歴史教育って何を信じさせてしまうのか」と考えさせられたり、あるいはギムナジウムの早すぎる進路選択の話を通して「選ばされる側のしんどさ」が自国の問題とつながって見えたりします。単なる日本批判でもドイツ礼賛でもなく、双方の“割り切れなさ”に触れるからこそ、読んでいる側の視界がじわっと広がる感じがありました。 自分の周りで起きていることを「こういうものだよね」と片付けてしまいがちな人ほど、意外なところで刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ドイツの学費は大学まで無料。出産費用もタダ——その一方で10歳前後にて、大学進学か就職かをある程度選択せねばならず、就活も存在しないため就職はかなりハード。一方仕事は、バカンスを約一カ月取得し、一人当たりの労働生産性は日本人よりも高いという事実。そして少子高齢化対策として難民を積極的に受け入れるドイツ。昨今は、ドイツ礼賛本一辺倒からドイツ批判の本も書店には並ぶ。メルケル首相の退陣が近づくなか、ドイツでは右傾化の動きも活発になっている。日本だけを見ていては見逃してしまう問題をドイツと比較することで、浮き彫りにしていく。本書は7章構成で各章巻頭には、各章の対論テーマ、それに付随する資料を掲載し、対論の内容の理解が進むように構成した。いまのドイツを知ることは日本を知ることに他ならない。社会人の教養として読むべき一冊である。 【PHP研究所】
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