
家づくりの教科書2021 : 理想の暮らしを手に入れる注文住宅の作り方 かえる家づくりメソッド
船渡 亮
この本について
家づくりって、楽しいはずなのに、いざ動き出すと「どこまで自分で判断すればいいのか」「契約って何を確認すれば安全なのか」と、想像以上に神経を使いますよね。私も最初は、住宅会社を信じたい気持ちと、でも何も知らないまま進めるのは怖いという気持ちのあいだでずっと揺れていました。 この本は、そういうモヤモヤを“現実的な知識”でひとつずつほどいてくれる一冊でした。例えば、出来高払いの割合や遅延金の計算方法のように、普段はなかなか教えてもらえないお金まわりの話が、数字レベルで具体的に書かれています。契約書に着工日と引き渡し日を明記してもらう理由や、遅延した場合の扱いまで踏み込んでいるので、「とりあえず大手なら安心」というぼんやりした感覚から一歩抜け出せます。また、施主が職人さんに直接指示しないほうがいい理由や、打ち合わせの議事録を残す意味など、トラブルを避けるための立ち回りも現場目線で説明されていて、読みながら何度も“そういうことか”と腑に落ちました。 個人的には、提案依頼を「間取りではなく言葉で伝える」という部分がすごく効きました。家づくりって図面の話に引っ張られがちですが、本質は暮らし方をどう言語化するかなんですよね。 「家づくりに前向きだけど、素人ゆえに不安がつきまとう人」には特に刺さると思います。過度に期待を煽る本ではなく、施主としてできる準備と守るべきポイントを静かに教えてくれる、そんな一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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