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食べ歩くインド 北・東編

食べ歩くインド 北・東編

小林 真樹

旅行人 / 2020-08-15

累計読者数4
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約6時間34分
star総合評価 41/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 83%

この本について

食の本を読んでいて、「おいしそうなんだけど、自分の生活にどうつながるんだろう」とモヤッとすることがありませんか。現地の歴史や文化の話も、少し距離があるとただの雑学で終わってしまう。僕も旅の本を読むたびに、知らない世界に触れるおもしろさと、自分の感覚とつながらないもどかしさの間を行ったり来たりしています。 『食べ歩くインド 北・東編』に載っている、ムガル帝国のルーツや中央アジアからの食文化の流れを追うくだりを読んだとき、そういう距離感が少しだけ縮まった気がしました。例えば、デリーの街角にあるHaji Shabrati Nahariwale の料理が、中央アジアやペルシア、さらにイギリスまで巻き込んだ歴史の積み重ねで生まれている、と知るだけで「知らない料理」から「自分の生活の延長にある風景」へゆっくり変わっていく感じがあります。単に料理を紹介しているだけではなく、地図を片手に街を歩きながら、人の移動や時代の変化で味がどう形づくられてきたのかが腑に落ちるんです。 もう一つよかったのは、異国の料理を理解しようとするときに、無理に体系化しようとしなくていいと気づけたことです。歴史や宗教、移民、交易……いろんな要素が重なっているから、きれいに説明できなくて当たり前。そう思えるだけで「知らないものに出会うときの構え」がちょっと楽になりました。旅が好きな人だけじゃなく、「自分の世界の外側にあるものとどう向き合えばいいか悩んでいる人」にも静かに効いてきます。 とくに、食を通して異文化の成り立ちを掘り下げるのが好きな人には刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

知られざる一皿を求めて、インドの奥地まで食べ歩くこと二十年、全インド料理を網羅して解説した日本で初めての全インド料理案内書。現地食堂の名店も徹底ガイド。これでインド旅行の食事が一変する! インドに単なるカレーは存在しない! 1990年代初頭からインド各地をあまねく旅した著者は、インド料理に深い興味を抱き、それからおよそ20年にわたってインド各地を食べ歩きます。インド料理と言えば、北インドのチャパーティなどの小麦の平パンにターリー、南インドではライスにミールスといった料理がよく知られていますが、実はインド各地に個性あふれる様々な料理が存在することを本書は紹介します。 ただ一皿の料理を求めて、バスに何時間も揺られていく小さな食堂、一見すると単なる路上の屋台に過ぎないところに存在する名品、街の裏路地にあるささやかな定食屋に隠された特別な料理、これまで旅行者が気がつかなかったインドの料理をあますところなく紹介します。本書でインド旅行の食生活が一変することでしょう。新型コロナが収束したら、ぜひ本書を手にインドの食の旅へお出かけ下さい。
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