
ユダヤとアメリカ - 揺れ動くイスラエル・ロビー (中公新書)
立山良司
中央公論新社 / 2016-06
累計読者数3
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推定読了時間 約5時間7分
star総合評価 70/100
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この本について
国際ニュースを見ていて、「結局アメリカとイスラエルの関係ってどうなってるんだろう…?」とモヤモヤしたまま流してしまうこと、ありませんか。自分もずっとそうで、何となく“影響力の強いロビー団体が動いている”くらいの雑な理解で止まっていました。でもそれだと、中東の話題が出るたびに迷子になるんですよね。 この本は、その曖昧さを静かにほどいてくれました。印象的なのは、イスラエル・ロビーが万能の存在ではなく、米政府が「自国の重大な国益」に関わると判断した瞬間に、その限界がくっきり出るという説明です。ニュースでは強大に見えるロビーの動きも、歴史と制度の中に置くと、かなり違う輪郭が見えてきます。また、米国ユダヤ社会がイスラエルの右傾化に戸惑い、価値観の面で距離が生まれているという描写も、単純な“ユダヤ人=イスラエル支持”という図式を揺らしてくれます。さらに、援助が一括支払いである理由や「質的優位」をめぐる制度のクセなど、具体的な仕組みまで押さえられるのがありがたいところです。 中東情勢を「なんとなく分かった気がする」で終わらせたくない人に刺さる一冊だと思います。歴史の積み重ねや社会の変化を踏まえて読むと、ニュースの見え方がゆっくり変わっていきます。
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出版社による紹介
イスラエルとアメリカは「特別な関係」といわれる。その結節点にあったのが、強い結束と豊富な資金により、政府や世論に絶大な影響力を見せてきたイスラエル・ロビーだ。彼らはイスラエルのためにアメリカの政財界に働きかけを行う連合体である。しかし近年、若年層を中心に「イスラエル絶対支持」を疑問視する声が増えている。アメリカの外交、経済、さらには大統領選をも左右する彼らの実態を、今明らかにする。
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