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「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける (PHP文庫)

「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける (PHP文庫)

関 裕二

PHP研究所 / 2021-09-09

累計読者数5
平均ハイライト数 56.8件/人
推定読了時間 約2時間48分
star総合評価 79/100
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この本について

最近、「なんで自分たちの価値観ってこんなに揺れ続けるんだろう」とか、「日本ってどこに軸がある国なんだろう」と考え込むことが増えました。近代化や効率化の波に押されながらも、どこかで立ち止まってしまうあの感じ。自分だけの問題じゃないのかもしれないと思わせてくれたのが、この本でした。 読んでいて一番刺さったのは、縄文と弥生、古代と近代をきっぱり分けて理解しようとするほど、逆に見えなくなるものがあるという視点でした。たとえば、近代日本が天皇を「唯一の正義」に仕立てたとき、そこには縄文以来の多神教的な感覚から外れたズレがあったという指摘。あるいは、弥生の入れ墨文化の背景をたどると縄文に連続していて、「断絶ではなく、曖昧で重層的なつながり」が日本の本来の姿だという話。こういう見方を知ると、自分が抱えていた「どの価値観を信じればいいのか」というモヤモヤが、少し扱いやすくなる気がします。 また、縄文人が稲作を前に「豊かになるけど幸せかはわからない」とためらった、という描写がやけにリアルでした。効率や成果が正しいと言われても、どこかで立ち止まってしまう自分たちと重なる。そう考えると、日本が近代化を成し遂げながら多神教的な感覚に戻っていくのも、ただの矛盾ではなく「元から持っていた回路が働いただけ」と見えてきます。 歴史を知りたい人よりも、「自分の感覚が時代遅れなのか、それとも根っこに理由があるのか」を確かめたい人に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

祝 2021年「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録! 渡来人の影響は限定的だった! DNA分析からわかる驚きの結果 これまで、縄文の文化は渡来人の文化によって一掃されたと考えられてきたが、大きな誤りだった。縄文人たちの暮らしは決して原始的ではなかったのだ。現代日本に通じる信仰と習俗、生活がすでに縄文時代に完成されていたのである! ◎縄文観を塗り替えた三内丸山遺跡 ◎縄文時代に階級の差が生まれていた ◎日本人はどこからやってきたのか ◎世界的にも珍しい日本列島の遺伝子の多様性 ◎弥生時代に伝えられた縄文の第二の道具 ◎縄文人が水田稲作を始めていた証拠 ◎戦争は農耕とともに始まった ◎ヤマト建国は縄文への揺り戻しだった? ◎平和な時代に戻りたいと願った日本人 日本は縄文時代からガラパゴスだった! 世界を驚かせた縄文文明とは? 【PHP研究所】
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