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激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972 (講談社現代新書)

激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972 (講談社現代新書)

池上彰 and 佐藤優

講談社 / 2021-12-15

累計読者数3
平均ハイライト数 24件/人
推定読了時間 約3時間8分
star総合評価 57/100
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この本について

政治の話になると、「なんで同じ出来事を見ているのに、ここまで意見が分かれるんだろう」と思うことが多いです。歴史を振り返っても、安保闘争ひとつとって各勢力の“見ている問題”が全然違う。あのズレの正体がつかめなくて、モヤモヤだけが残ることがあります。 この本は、その「ズレ」に理由を与えてくれました。抜粋からも伝わるように、共産党・社会党・新左翼がどういう理屈や世界観を前提に動いていたのかが、とても立体的に描かれています。たとえば、同じ安保闘争でも「反岸政権」「反米」「民主主義の破壊への反発」で位置づけが違い、その前提がわかると、当時の対立や現在の政治文化の源流まで見えてきます。また、トロツキーや講座派/労農派といった思想的ルーツが、後の行動や対立にどうつながったのかが丁寧に説明されていて、「突然暴れた」わけではなかったことが腑に落ちます。 歴史を知るというよりも、「人が何を前提に動いているのか」を読む本でした。政治の争点がすれ違う理由を知りたい人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

高揚する学生運動、泥沼化する内ゲバ、あさま山荘事件の衝撃。 左翼の掲げた理想はなぜ「過激化」するのか? 戦後左派の「失敗の本質」。 自分の命を投げ出しても構わない。他人を殺すことも躊躇しない。 これが「思想の力」である。 いま、戦後史から学ぶべき歴史の教訓とは。 「この時代は、左翼運動が最高潮に達しながらその後急速な凋落を辿っていった時代にあたり、左翼史全体を通じても特に歴史の教訓に満ちた時代です。まさに、この時代は「左翼史の核心」と言えるでしょう。」(佐藤優) 「なぜ左翼は失敗したのか。この本では一貫してこの問いに立ち返ることになるでしょう。そして、左翼の顛末を歴史の教訓として総括することは、最も学生運動が盛り上がっていた1968年に大学生になった私の使命でもあります。」(池上彰) 【本書の目次】 序章 「60年代」前史 第1章 60年安保と社会党・共産党の対立(1960~1965年) 第2章 学生運動の高揚(1965~1969年) 第3章 新左翼の理論家たち 第4章 過激化する新左翼(1970年~) 【本書の内容】 ・60年安保は「反米闘争」か「反岸闘争」か ・「敵の出方」論をめぐる共産党・志位和夫の嘘 ・「反スターリニズム」に賭けた新左翼の精神 ・「反米従属」と「愛国」に舵を切る60年代共産党 ・新左翼は「リアリズムを欠いたロマン主義」 ・「第一次羽田事件」山崎博昭の死が時代を動かす ・戦う意志を貫き、代議制を捨てた「全共闘」 ・行動の「中核派」、理論の「革マル派」 ・「ニセ左翼」vs.「権力の泳がせ論」 ・本屋で「火炎瓶製造マニュアル」が買えた時代 ・「日大アウシュヴィッツ」という揶揄の声 ・池上彰青年を「オルグ」しようとしたセクト ・卓越した思想家・黒田寛一と国鉄・松崎明の関係 ・沖縄は「奪還」すべきか、「解放」すべきか ・日本人を「総ノンポリ化」した新左翼運動 ・左翼は「人間の不完全さ」を自覚せよ ……ほか
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