
婚活戦略
高橋勅徳
中央経済グループパブリッシング (発売) / 2021-10-15
この本について
婚活って、やればやるほど「自分はどこに立っているんだろう」とか「なんでこんなに数字で判断されるんだろう」とか、妙な虚しさが出てきませんか。相手選びのはずなのに、自分が棚に並べられているような感じがして、帰り道で落ち込むあの感じ、僕もずっとありました。 『婚活戦略』は、そのモヤモヤを一度“構造”として見せてくれる本でした。婚活がどういう歴史から生まれたのか、今の市場がどんな力学で動いているのか、そしてなぜ女性の「選ぶ」が強くなり、男性は「選ばれる」側に固定されやすいのか。こういう背景を知るだけで、目の前の不安が少し現実的な位置に落ち着いていきます。例えば、年齢や年収がなぜここまで強く効くのか、その裏にどんな市場設計があるのかを知ると、自分の問題だと思っていた部分が、実は「仕組みの問題だった」と見えてくるんですよね。 その上で著者は、理想論を持ち出すのではなく、いまの婚活市場で男女がどう振る舞えば現実的にチャンスをつくれるのかを淡々と描いています。男性なら「恋愛を突破口にせざるをえない理由」、女性なら「なぜ条件を追い続けるほど結婚が遠のくことがあるのか」など、聞きたくないけど避けて通れない話ばかりです。それでも不思議と暗くならないのは、表面のテクニックではなく、状況の“見え方”そのものが変わるからだと思います。 婚活で「自分だけがダメなんじゃないか」と感じている人ほど、冷静さを取り戻せる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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