
モテる構造 ──男と女の社会学 (ちくま新書)
山田昌弘
累計読者数8
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star総合評価 48/100
start序盤集中型
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この本について
恋愛やパートナーシップで、説明しづらい違和感が残ることってあります。相手との距離感のつかみ方とか、友人関係の微妙な変化とか、「なんでこうなるんだろう」と自分でも言語化できないまま積み重なっていく感じです。僕自身、男女の問題を個人の性格だけで語れない気がして、この本を手に取りました。 山田さんの『モテる構造』は、男女の関係にある「非対称性」を、感情レベルまで丁寧にほどいてくれます。たとえば、男性同士の間で無意識に作られる力の序列が、そのまま恋愛の自己評価にも入り込んでくること。逆に、女性が「心を向けてもらえるか」を重視しがちな背景には、幼少期からの親密関係の積み重ねがあること。こういう仕組みを知ると、自分の反応や相手の態度に対して、少し距離を置いて眺められるようになります。 特に効いたのは、「好きかどうか」すら社会的規範が身体に刷り込まれている、という視点でした。努力や性格の問題じゃなく、そもそも土台としてそういう枠組みが働いている。そう分かると、うまくいかない経験を過度に自分のせいにしなくてよくなるし、逆に何を選び取るかも見えやすくなるんですよね。 恋愛や人間関係の行き詰まりを、「自分の欠点」以外の角度から見たい人に刺さる一冊です。
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