
大惨事(カタストロフィ)の人類史
ニーアル・ファーガソン and 柴田 裕之
累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
star総合評価 36/100
boltライト読書型
この本について
最近、「世界の動きが読めないまま流されている感じ」が抜けない人、多いと思います。自分の生活は平和そのものなのに、その前提がどこまで本物なのかを考え始めると、足元がふわっとするような不安が出てくるんですよね。僕もまさにそのタイプで、ニュースを追っても断片ばかりで、全体像がつかめないままモヤモヤしていました。 この本が効いたのは、まず「自分がどれだけ“ただ乗りの平和”に甘えていたか」を自覚させてくれたところです。ヨーロッパの平和がアメリカの金とロシアのガスで成り立っていた、という指摘は、遠い話のようで実は自分の価値判断にもつながっていました。そして、社会の変化や危機が冪乗則のような“急にドンと来る形”をとると知ると、日々のニュースの見え方も変わってきます。大ごとになる前の「静かな兆し」を拾いやすくなる感じです。 大げさに世界を理解しようとかではなく、「今の前提は本当に続くのか」を考えたい人に向いている本だと思います。僕もまだ答えがあるわけじゃないですが、少なくとも世界の動きと自分の生活が一本の線でつながって見えるようになりました。こういう感覚を求めている人には、かなり刺さるはずです。
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