ヨムナビ
犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉 (SB新書)

犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉 (SB新書)

出口 保行

SBクリエイティブ / 2022-08-05

累計読者数35
平均ハイライト数 30.3件/人
推定読了時間 約2時間28分
star総合評価 75/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 41%

この本について

子どもの前で、夫婦の方針が食い違ってしまうことってありますよね。お互い悪気があるわけじゃないのに、「どっちが正しいか」に引っ張られてしまって、気づけば子どもがその板挟みで疲れている…。頭では分かっていても、忙しい日常の中でつい後回しになってしまうところだと思います。 この本が面白いのは、方針の一致そのものよりも、「話し合うという行為」がどれだけ子どもを安心させるかを、現場の事例から淡々と示してくれるところです。抜粋にもありましたが、少年院に来た子どもの多くが、親の不一致ではなく“話し合いの欠如”に苦しんでいたという指摘は刺さりました。親が自分のバイアスに気づけないと、そのしわ寄せは子どもに向かう…という言葉は、耳が痛いけれど現実的です。また、「仲良くしなさい」「お兄ちゃんだから」など、何気ない一言がどう子どもに届くのかも、具体的なケースで理解できます。 読んでいて感じたのは、親として完璧である必要はなくて、むしろ“説明しながら変わっていく姿”を見せるほうが信頼につながるということです。方針を変えるときに一言伝えるだけでも、子どもは「大事にされている」と感じられる。その感覚は、育児書というより、人間同士の関係に近い学びでした。 夫婦で話し合う時間を持てていない人、子どもへの声かけが本当に届いているのか不安になる人には、とても落ち着いて読める一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

出口 保行の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

優等生と非行少年のたった1%の子育ての差 「親のよかれ」は「子どもの呪い」になっているかも! 10,000人の犯罪者を心理分析してきた犯罪心理学の第一人者だからこそわかった 子どもの未来を照らす声かけ、子育ての教科書。 うちだけは絶対大丈夫、という家庭でこそ読んでほしい。 親のよかれが危険な声かけになっていないか検証し 学力・人間力ともに優れ自律した子どもを育てる方法とは? たとえば…… 「早くしなさい」ってつい言っていませんか? 子どもの時間感覚が育たず、進路や将来設計を考えるのが苦手な子に育ってしまいます。 「気をつけて!」ってすぐ注意していませんか? 危険や痛みを自分で知ってこそ、人の気持ちがわかる子に育ちます。 親のちょっとした意識改革で子育ては大きく変わります。 つい怒ってしまったらどうすればいい? 子育て方針を途中で変更してもいいの? 手紙や模造紙でできる自律した子の育て方って? いろんな子育てを聞くけど結局どうすればいいの? 子育てに悩むすべての親を救う、人気教授の決定版・子育て論。 犯罪心理学者の出口教授が10,000人の犯罪者・非行少年と対話し見えてきたこと。 それは、どんな犯罪者にも子どもの頃の教育が影響していること。 そして、犯罪者も普通の人間。優等生に育つか非行少年に育つかは紙一重であること。 本書は、親がよかれと思ってやっている声かけ・子育ての問題点を指摘し、今すぐできる改善策を解説する子育て実用書です。 非行少年や犯罪者の実例を反面教師に、子どもの学力・人間力を伸ばすための子育てのちょっとした工夫を一挙公開していきます。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要