
子育てベスト100――「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり
加藤 紀子
ダイヤモンド社 / 2020-04-15
この本について
子どもにきちんと伝えたいだけなのに、言えば言うほど反発されてしまう。冷静でいたいのに、気づけばこちらも感情的になっていて、本当に言いたかったことが抜け落ちる。そんな場面、自分でも驚くほど多いなと思います。理屈で説明すればわかるはず…と思いながら、実際にはうまく届かない。読者の方が保存していた抜粋を読みながら、ああ、みんな同じところでつまずくよなとしみじみします。 この本がありがたいのは、「言うことを聞かせる」方向ではなく、どうすれば子どもとのあいだに歩み寄れる空気が生まれるのかを、具体的なやり方で示してくれるところです。たとえば、気持ちにラベルをつけてあげるだけで、子どもが落ち着きを取り戻すことがあること。あるいは、望みを論理的に否定するのではなく、一緒に空想の世界に乗ることで、納得するまでの時間ができること。そして、感情が高ぶったときに「落ち着ける場所」を前もって決めておくだけで、お互いが余計に疲れないということ。どれも特別なテクニックではなく、今日の夜から試せるものばかりです。 親が先回りしすぎると、子どもは自分の気持ちがつかめなくなる—この指摘も胸に刺さります。つい口を出したくなるときこそ、勇気を出して一歩引く。そのかわり「あなたの気持ちはここにあっていい」と伝える。このバランスの取り方が、丁寧に語られています。 完璧な親を目指したいわけじゃないけれど、日々の小さな行き違いでしんどくなっている人には、かなり実感を伴って届く本だと思います。こんな人に刺さります。子どもの気持ちを尊重したいのに、現場ではどうしてもうまくいかず、毎晩「今日も言いすぎたな」と振り返ってしまう人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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