
よけいなひと言をわかりあえるセリフに変える親子のための言いかえ図鑑
大野 萌子
サンマーク出版 / 2022-06-28
この本について
子どものことを大事に思っているのに、つい余計なひと言を言ってしまうときってありませんか。僕も「なんでできないの?」「前にも言ったよね」みたいな言い方をしてしまって、後から自己嫌悪に沈むことがよくあります。気持ちは伝えたいのに、言い方だけが空回りするあの感じです。 この本は、そんなモヤモヤに対して「完璧な親になる方法」を教えるわけではなく、日常のやり取りを少しラクにする“視点の置き換え”を静かに差し出してくれます。たとえば、理由を問い詰めるよりも「状況」を聞くほうが子どもは話しやすいこと。過去の失敗を蒸し返すより、未来に向けて「じゃあどうする?」と一緒に考えるほうがお互い前に進めること。あるいは、子どもの不可解なこだわりも大人側の基準で否定せず、その子の世界を知るきっかけになるという考え方。どれも劇的ではないけれど、日常で試すと空気がほんの少し柔らかくなる実感があります。 そして、子どもを尊重する話だけで終わらず、親自身が「頼られすぎる側」になっていないかを振り返る視点もあるのが救いでした。距離の取り方の3つの鉄則や、「私は私、あなたはあなた」という考え方は、親子だけでなく大人同士の関係にもそのまま効いてきます。 こんな人に刺さる本だと思います。 「子どものために言ってるはずなのに、いつも言葉選びだけ失敗してしまう」という人。僕と同じタイプの人には、かなりしみる内容でした。
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