
やらかした時にどうするか (ちくまプリマー新書)
畑村洋太郎
累計読者数5
平均ハイライト数 12.2件/人
star総合評価 48/100
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この本について
失敗したあと、しばらく何も手につかなくなることってありますよね。寝ても覚めてもそのことばかり考えて、どう振る舞えばいいのか分からなくなる。僕もそういう時期が何度もあって、「失敗を避けるにはどうすればいいか」ばかり考えていました。でも、この本を読んでから、そもそもの向き合い方がずれていたのかもしれないと思うようになりました。 畑村さんは、失敗は避けるものじゃなく、付き合うものだと書いています。とくに刺さったのは、落ち込みや悔しさすらも「学びが定着するタイミング」だという視点です。あの胸の痛さをただの苦しみで終わらせないで、次にどう生かすかを考えていく。そのためには、まずうつ状態に落ちないように自分を守ることが最優先で、気力が戻ってきたところで少しずつ原因を整理していけばいい。これくらい現実的なステップで語ってくれる本は、意外と少ない気がします。 もうひとつ大きかったのは、「小さな失敗を積み重ねた人ほど、大きな失敗の確率を下げられる」という考えです。失敗しないように慎重でいるほど、実はリスクが高まるというのは、耳が痛いけれど納得できました。自分で考えて行動して、その判断の抜けを実際に体験する。これを避け続けると、いつか本当に危ない瞬間が来る。そう思うと、小さなつまずきが少しだけ怖くなくなります。 「失敗した自分が嫌いになりそうなとき」「立ち直り方のリアルな道筋を知りたいとき」に刺さる本です。僕と同じように、失敗とどう距離を取ればいいか悩む人には、静かに効いてくると思います。
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