ヨムナビ
ほどなく、お別れです (小学館文庫)

ほどなく、お別れです (小学館文庫)

長月天音

小学館 / 2023-10-19

累計読者数4
平均ハイライト数 4.5件/人
推定読了時間 約3時間36分
star総合評価 28/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%

この本について

誰かを失ったわけじゃなくても、ふと「もし急に大切な人がいなくなったら、自分は耐えられるんだろうか」と考えてしまうことがあります。過去の後悔が急に思い出されたり、言えなかったひと言が心に残っていたり。こういう気持ちって、日常の中でふわっと浮かんでは消えるのに、正面から触れにくいんですよね。 『ほどなく、お別れです』は、そんな“触れにくい部分”に手を伸ばしてくれる物語でした。読者が保存していた抜粋を見ると、響いているのは「うまく区切れない気持ちへの寄り添い」や「言葉にできない後悔への理解」なんだと思います。葬儀という場が、亡くなった人のためというより、残された側が少しずつ納得していくための時間だと気づかされる瞬間が何度もあって、自分の中の見えない感情の置き場がひとつ増えるような感覚があります。誰かに語ることが供養になる、という言葉も、日常の悩みの延長線にすっと馴染みました。 物語としてはしんみりしているのに、不思議と読み終わると「自分にもまだ続きがある」と思える。本の中の言葉が、遺族にかけられるようにそっと背中を押してくれるからだと思います。大げさに人生が変わるわけじゃないけれど、心のどこかのつっかえが静かにほどける。そのくらいの距離感がちょうどいいんです。 大切な人との関係に、言えなかったことが残っている人。あるいは、誰かの“気持ちの区切り”に寄り添う立場にいる人。そんな方には、特にしみる一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

長月天音の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

お葬式、その最後の瞬間に、奇跡は起こる 葬儀は「区切り」。ぜひお手に取ってご参列ください。 (原作:長月天音) 東京、スカイツリーが見える街。そこにある葬儀場でアルバイトをする大学生の美空には、子どもの頃から持つ”ある能力”がある。 その力を見込んだ葬送コーディネーターの漆原と共に、”特殊”な葬儀を担当することになり…!? 濡れ髪の妊婦さんが葬儀の場に現れる「見送りの場所」編、完結まで完全収録! 悲しいけれど優しく、心を揺らす感動物語。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要