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クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった【電子版】 (角川スニーカー文庫)

クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった【電子版】 (角川スニーカー文庫)

たかた、日向 あずり、長部 トム

累計読者数4
平均ハイライト数 1件/人
star総合評価 36/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

人と話している時、「余計な一言で空気を冷やしてしまったな…」とか、「うまく距離感がつかめないまま、帰り道に一人で反省会が始まる」みたいなことって、けっこうありますよね。相手が大事な人ほど、その小さなつまずきが尾を引いてしまう感じ、僕も何度もやらかしています。 この作品は、まさにその“ちぐはぐさ”の中にいる主人公の目線が丁寧で、読んでいると自分の昔の記憶まで引っ張り出されました。気兼ねなくいられる相手なのに、ちょっとした出来事で拗れてしまうあの焦りとか、後になって「なんであんな態度とったんだよ…」と落ち込む感じとか、避けたいのに避けられない心のクセがそのまま描かれています。しかも、彼自身は特別行動力があるタイプではなく、「ほとんどお尻で椅子を磨いているだけ」と自嘲するような、ごく普通の高校生。だからこそ、読んでいて妙にリアルなんです。 もう一つおもしろいのは、ヒロインが「クラスで2番目」とされている理由の描かれ方。外から貼られたラベルに対して、本人は何も言わない。でも、主人公と関わるうちに、その言葉の雑さや残酷さに彼が少しずつ気づいていく。そのプロセスが、他人の見え方が変わる瞬間をそっと思い出させてくれます。 誰かとの距離に不器用さを抱えていたり、人と仲良くなる過程でいつもつまずいてしまう人に特に刺さる物語だと思います。派手な事件が起きるわけではないんですが、ふとした会話や沈黙の中に、自分の若さや弱さをそっと拾い上げられるような一冊でした。

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