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薬屋のひとりごと 12 (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと 12 (ヒーロー文庫)

日向 夏、しのとうこ

累計読者数5
平均ハイライト数 1件/人
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

人の気持ちに振り回されないようにしようと思うほど、逆に「どこまで踏み込んでいいのか」がわからなくなる時があります。冷静さを保つのは大事だけど、それを理由に距離を取りすぎてしまうと、後からじわっと後悔が押し寄せてくる。そんな揺らぎを抱えたまま日々をやりくりしていると、この巻のいくつかの場面が妙に刺さります。 たとえば、感情に流されないよう努める猫猫に、雀が「それを言い訳にしちゃだめですよぅ」と伝える場面。理屈では立ち回れているつもりでも、行動が伴っていない時の痛さを、やわらかく突かれる感じがあります。あるいは、壬氏が「こんな冗談みたいな容姿より、堅実な才能が欲しかった」と嘆くところ。持っているものと欲しいもののギャップに悩む気持ちは、立場が違っても本質は同じなんだと思わされます。さらに「薬と同じように、神も用法用量を間違うととんでもないことになる」という一文は、善意も能力も使い方次第という、身に覚えのある現実をつきつけてきます。 大げさに人生が変わるような話ではないけれど、自分の癖や弱さと向き合うときに、少しだけ視点をずらしてくれる力がある巻です。人間関係に慎重になりすぎて肩がこる人に特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

暗がりの中──、蛙に触れて...。 先帝の呪いの謎を解き、翡翠宮での日常に戻った猫猫は、桜花に連れられて後宮での夜の催しに参加したり、壬氏の頼みで狩りに同行することになりますが、そこでまた新たな事件に巻き込まれて...。暗がりの中、蛙に触れて、壬氏の秘密を知ることになる第12巻!!
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